
強い売り圧力で1.40ドルの支持線を割り込んだXRP、さらなる下落と反発の岐路に
2026年4月28日、XRP価格は強い売り圧力の中で1.40ドルを3%下回り、主要な支持線を割り込んだ。クジラの動きやETFへの流入にもかかわらず、1.44ドル付近の売り板の抵抗が強まり、市場の不確実性が高まっている。
2026年4月28日、リップル(XRP)価格は強い売りとともに1.40ドルを3%下回り、市場の懸念を呼んでいる。今回の下落は高出来高を伴う支持線の崩壊として確認され、短期的には売り手が市場の主導権を握ったと分析される。
YChartsの過去データによると、XRPは2026年4月27日に1.431ドルを記録したが、わずか一日で主要な心理的支持線である1.40ドルを失った。これはここ数日間維持されていた1.42ドル〜1.43ドルのレンジを下方ブレイクしたことを意味し、さらなる下落圧力が加わる可能性を示唆している。
XRPは2026年4月初旬に1.20ドル付近からスタートし、SEC訴訟解決への期待やCLARITY法案の上院審議日程などに支えられ、着実な上昇傾向を見せてきた。特に4月中旬には1.50ドルを突破し心理的な節目を記録したが、その後は上昇の勢いを失い調整局面に入っている。
高出来高での崩壊は売り手が市場を支配していることを裏付けており、機能しなくなった支持線は、下落目標が可視化されるにつれて主要なピボットポイントへと変貌する。
現在のXRP市場における最大の障害は、いわゆる「含み損を抱えた」投資家の売り圧力である。全流通供給量の約60%が平均単価1.44ドル付近に集中しており、価格が1.40ドル〜1.45ドルのレンジに進入するたびに、同値撤退の売りが殺到する抵抗壁が形成されている。
テクニカル指標と主要支持線の分析
テクニカル指標を見ると、XRP/USDの1時間足MACDが下落シグナルを発しており、1.3330ドルの水準を下回って終値が確定した場合、さらなる下落の可能性が高い。市場アナリストは、現在の下落傾向が続く場合、以下の支持線が試されることになると見ている。
- 1.3020ドル:下落時の第1主要支持レンジ
- 1.2880ドル:さらなる下落時に予想される支持線
- 1.2750ドル:現在のチャート上で最も強力な下値支持線
一方で、2026年4月の1ヶ月間にXRP ETFには約7,500万ドルの資金が流入しており、バイナンスなどの主要取引所ではクジラによる大規模な出金が捕捉されるなど、機関投資家や大口投資家による蓄積の兆候も共存している。これらの相反するデータは、市場内の買い勢力と売り勢力の激しい攻防を示唆しており、今後のボラティリティがさらに高まることを予告している。
マクロ経済的なリスク要因も無視できない。2026年4月22日にイランの停戦協定が満了したことに伴い、地政学的リスクが再び浮上しており、原油価格が1バレル110ドルを上回った場合、暗号資産市場全体に売りが広がるリスクがある。これは規制面での好材料を相殺し得る強力な下押し圧力として作用する可能性がある。
市場アナリストの間では、現在の下落を単なる調整と見るか、あるいは長期的な下落の始まりと見るかで意見が分かれている。一部のアナリストは2017年から形成されているペナントパターンの上抜けを根拠に長期的な上昇を楽観視しているが、大多数は目下の売り圧力と1.45ドルの抵抗壁の堅固さを警戒する雰囲気だ。
投資家の間では、恐怖強欲指数が「極度の恐怖」から「恐怖」段階へとわずかに改善したものの、1.45ドルを確実に奪還できない様子に失望売りが加わっているとの評価が出ている。これは短期投資家の心理が依然として冷え込んでいることを示している。
今後、投資家は2026年4月末に予定されているCLARITY法案の上院マークアップの結果と、1.3330ドルの支持線維持の可否を注視する必要がある。また、ビットコインを含む市場全体のボラティリティと原油価格の推移が、XRPの短期的な方向性を決定づける鍵となる見通しだ。



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